水まわりの施工

スタートは施工部のヨゴレが除去されている事!

液剤は水に溶けにくい性質です。

濡れている場面でも使えますが、皮膜を定着させる為には乾いた状態に仕上げます。

A:気候(季節)に合わせたテクニック

気温・水温の違いによる乳剤成分の定着率の違い

夏季は水温も高いため、気温が20℃を超える季節は対象物が濡れている状態でも定着率は高まります。

 

冬季は対象物自体が冷えており、対象物の温度を高める事で効果が得られます。

トイレットボールであれば、沸かしたお湯で器の中を温めてから施工します。

塗こんだ乳剤をドライヤーで乾かします。

B:下地の復元へ

傷み方と汚れの観察を

対象物の表面にキズや水あか、固着したサビなどの有無を確かめます。

基本的には傷みは経年によるものも多く、製造後15年を経過する品々は表面の劣化があります。一般家屋ではトイレットボール、洗面シンクに見られます。

 

汚れている時は通常使う専用洗剤を用いて復元させます。

 

特に表面が荒れている場合は、耐水ペーパーやメッシュスポンジなどと、クレンザーを使ってヨゴレと同時に表面を平らにしていきます。

ただし、ステンレスシンクには擦り痕が残りますので、注意して下さい。

水ウロコであれば、油膜とり液剤も使えます。

トイレットボール(便器本体)

トイレは部屋ごと、この乳剤で拭き上げられます。

本体の傷みはさほど目立つものは無いでしょうが、洗浄水の出口にはカビがある事も多く、汚物の飛び散りやパーツの隙間には黄ばみもあります。

先ずはこれらの除去から始めます。

 

隙間にはトイレ洗剤(酸性)を歯ブラシかハケにつけてしみ込ませておきます。

 

温座のコンセントを抜き、食器用洗剤(中性洗剤)で便器を丸洗いします。

 

便器内の固着ヨゴレはトイレ洗剤(酸性)を使って、沸騰したお湯をかけて取り除きます。

擦らないととれない尿石などは、本来邪道ですが、耐水ペーパーやヤスリブラシなどに酸性洗剤をつけて擦ります。

 

床面の水分は雑巾にしみ込ませ、トイレにしぼりながら除去し、施工の邪魔にならない足場を確保します。

 

☆注意

熱湯作業は冬場で外気温が低いシーズンは避けてください。

熱湯効果は気温の高くなる(気温15度程度)シーズン、ちょうど梅雨入り前の5月が良いですね。

尿石

小便器のトラップ部に付着します。

フタはバケツに移し、酸性洗剤を薄めずにかけてつけ置きします。

程よく付け置きしたら、沸かしたお湯をかけ、お湯が冷める程度までしばらく放置しておきます。

お湯が冷め始めればブラッシングで尿石を除去していきます。

しつこい汚れ、固着へは繰り替えし行うか、尿石除去剤を用います。

 

便器の排水側の尿石は、溜り水を抜き取り、酸性洗剤をまいて付け置きしておきます。

程良いタイミングでお湯をかけながらブラッシングで除去していきます。

 

☆注意

新型のトイレには表面保護素材が使われている品があります。

そんな製品は、アルカリ性洗剤や研磨剤での掃除はNG。

取扱説明書に記載されている通り、表面ガードの効果を長持ちさせるために、アルカリ性洗剤(塩素系)、研磨剤入りの洗剤、研磨剤付きのブラシは使用禁止となっています。

 

表面ガードが剥がれてしまうと、防汚効果が見込まれなくなりますので、必ずトイレ用中性洗剤を使うようにしてください。ブラシについては、研磨剤なしのものであれば、ナイロン製でもPP製でも特に問題はないようですが、念のため柔からなPP製ブラシを使った方がよいかもしれません。

コーティング

原液で行います。

① マイクロクロスを用います。それらを水に浸し、ゆるめにしぼります。

 

② マイクロクロスに原液を丸く円を書く様につけます。

 

 

③ 外側を洗う様に塗りこんでいきます。外側はそのまま自然乾燥させます。

④ 再度、マイクロクロスに液剤をつけ、内側を洗う様に塗りこんでいきます。

 

洗浄水の溜りは排水側に押し出すように流しながら塗りこんでいきます。

 

水たまりの水面高にもコーティングを行いますので、水跡のラインも出来にくくなります。

また、排せつもスムースになります。

 

⑤ ヘアードライアーにて内部を乾かします。

 

⑥ 一度、水を流して効果を確認します。ハジキが弱いようであれば、同じ行程で施工します。

 

⑦ 床面を拭きます。原液を少量つけて床面を拭き上げれば、便飛びなども処理できます。

センサー式自動洗浄便器

センサーを切るか、センサー部に紙などでカバーをしてセンサーが反応しない様にします。

ポータブルトイレ

最新式は水洗タンク式になっています。こちらは洋式便器と同様です。

ステンレスシンク

キッチンシンクであれば、ステンレスとのつなぎ目もカビ菌が発生していますし、蛇口の根元には水垢がついています。これらも丁寧に取り除きます。

 

歯ブラシなどの硬めの毛ブラシが有効です。

ブラシ先に「マジックリン」の原液を着けて隙間を擦ると効果的です。

 

シンク内のこびり着きには熱湯などをかけ、ふやかした状態でメッシュスポンジに中性洗剤をつけ、こすって行きます。

激しい時はソフトクレンザーを用いますが、ステンレスにはキズが入ります。

 

擦るテクニックとして、ステンレスは目に添ってこすると良いでしょう。

水によるウロコにはカーショップで売っている「油膜取り」も効果的です。

いずれも、様々な洗剤を用いた後は、かならず「中性洗剤」で洗い流して中和させておいて下さい。

洗面台などの陶器の水あか、ウロコ痕はクレンザーをメッシュスポンジにつけて擦ります。

 

乾いたタオルで毎日拭き取るだけでもウロコは出来ませんが、同じところにしか水滴が出来ないという、陶器ならではの特性もありますので知っておきましょう。

このように施工前の復元作業を入念にしておけば、溌水効果も得られやすくなります。

シンク

カビやクスミを洗浄してからの施工になります。

 

この辺りの製品は、そもそも水が万遍なくあたりません。

水滴はタオルで拭き取り、ウロコがある場合は、メッシュスポンジにクレンザーを用いてこすります。

その後、ドライヤーで程よく乾燥させてから塗布します。

① 水あかや固着する歯磨き粉、石鹸水などを除去します。大半は手入れが利いていませんので、メッシュスポンジなどで表面に付着する垢を磨き取る事になります。

これは水流が全体的にあたらない為、洗浄されている部分と洗浄されていない場所が発生し、ギャップが凹凸になっているからです。

 

カビには漂白剤などをつけ置きする必要がありますので、時間がかかります。

この時は、つけ置きの必要なところに薬剤を吹き付けておき、つけ置きしている間に、別のところを施工していくという方法を取ると良いですね。

 

② ハケをつかって原液をのばしながら塗りこんでいきます。原液をボールにたらしてハケでのばしていきます。水のあたらない場所にも全体に塗りこみ、ドライヤーで乾燥させます。

流しの排水口

ニオイ返しのフタとクズバスケットを外し、水洗いします。

バケツに沸騰したお湯をはり、漂白剤で除菌すると良いでしょう。

お湯が冷めるまでつけ置きしておきしておきます。

 

排水口はスポンジに「マジックリン」をつけてヌメリを洗い流していきます。

底に溜った汚れも同様に取っていきます。

できるだけ溜り水を除去しておきましょう。

最小限、排水口の筒だけでも水分をぬぐい取り、乾燥させておきます。

排水口は、一度原液を塗りこみ、乾かしてからもう一度塗っておきます。

 

付け込んでいたニオイ返しとゴミクズのメッシュはタオルで水分をとってから、ハケを使って原液を塗りこんでおきます。

程よく乾燥したところで元にセットして終了です。