【熊本地震】

トイレ、ごみ…避難所の衛生に不安募る 高齢者は和式に不便も

更新 04月20日 12時21分

 

 熊本地震は14日夜の発生から6度目の朝を迎えた。長期化する被災者の避難所生活で、トイレやごみの処理など衛生上の問題が浮上している。

 

 徐々に改善されているものの、避難所によってはトイレが汚かったり、ごみの回収が滞って山積みになったりしている。既に食中毒症状を訴える人もおり、専門家は「不衛生は命にかかわる問題」と注意を呼び掛けている。

 

 約850人が避難する熊本県益城町の総合体育館。「水が流れないのに体育館のトイレを使う人がいて室内中に、においが充満して大変だった」。乳児の息子と身を寄せている主婦(37)は、地震直後の様子を振り返った。

 

 現在は屋外に約50カ所の仮設トイレが設置されているが、多くは和式で、足腰が弱く洋式を使い慣れた高齢者には不便だ。トイレ内は昼間でも暗く「入るのが怖い」との声も。手洗い場もないため主婦は「息子にばい菌がうつるといけないから、トイレの回数を減らしている」と話す。

 

 また、同町の広安小学校に避難する高校2年の少女(16)は「トイレは生理用品を処分するものがなくて困っている」。

 

 避難生活で出るごみも深刻だ。益城町では19日にようやく避難所のごみの回収作業が始まった。しかし町の焼却施設が地震で稼働しておらず、集められたごみは町内の仮置き場に、大量に山積みされている。

 

 避難所のごみを回収する人手や収集車が足りず、作業が追いつかない避難所もある。町保健福祉センターに避難する女性(40)は「ごみ箱のすぐ横に寝ているので衛生状況が気になる。ハエも入ってきてこの状況が続くのはきつい」。

 

 センター担当職員の堀部博之さん(58)は「気温が上がるとにおいも出てこないか心配だ」と話した。

 一部では、避難している人から食中毒菌の一つ、ノロウイルスが検出されたり、インフルエンザの感染が報告されたりしている。このため避難所ではトイレの消毒や入室時のアルコール消毒、マスクの配布など対策を進めている。

 

 断水の解消によって下水が使えるようになった避難所は増えつつある。

 

 ごみの問題も、周辺の県での受け入れや収集車の貸し出しなどが進むなど改善に向けて動き始めている。

 

 ただ、避難者たちは長期の避難生活で体力が落ちている上、ここ数日、熊本地方は寒暖の差が大きく、体調の悪化が懸念されている。

 

 建物の衛生問題を研究する学者でつくる空気調和・衛生工学会はホームページで被災者に向けてアドバイスをしており、トイレの便座の除菌や、換気、マスク着用の徹底などを呼び掛ける。九州支部長の龍有二北九州市立大教授は「用便、ごみ処理、入浴は避難生活が長期化してくると、食べ物と同じくらい重要で注意してほしい」と強調した。

 

=2016/04/20 西日本新聞=


熊本避難所、「感染症不安」拭い去れトイレの衛生管理、ボランティアが清掃に汗

2016年05月24日11時04分

 

 熊本地震の各避難所は蒸し暑い梅雨を控え、感染症などの集団発生を食い止めようと衛生管理に腐心している。

 

 手拭きやアルコールを常備してスタッフが消毒を呼び掛けているほか、ボランティアの協力で菌が繁殖しやすいトイレを入念に磨き上げている所もある。

 

 熊本県益城町で最多の600人超が避難する町総合体育館と隣の町交流情報センター。敷地内に約80基ある屋外の仮設トイレでは、かっぽう着に似た使い捨て防護服とマスクを着けたボランティアが活躍している。

 

 ゴム手袋を2枚重ねて、ブラシ、バケツ、トイレットペーパーを持ち歩く。「壁に除菌剤を吹き付け、取っ手など人が触る所は除菌シートで拭き上げています」。東京都大田区から参加した須藤英児さん(47)は大粒の汗を光らせた。

 

 熊本市中 央区の避難所では今月上旬、集団食中毒が発生した。町総合体育館と町交流情報センターでは衛生管理を徹底するため、トイレ掃除の仕上がりを運営スタッフが厳しくチェックする。

 避難所の感染症対策に詳しい東北感染症危機管理ネットワーク(仙台市)の賀来満夫医師は今月中旬、熊本市で避難所の対応を調査し「東日本大震災の経験が生かされ、感染予防マニュアルが徹底されていた」と評価。

 

 ただ、東日本大震災では避難所ごとの感染リスクに大きな差があったといい、賀来氏は「トイレは使った人ができる範囲できれいにする。

 

 お年寄りや体の不自由な人の使用後は健康な人が片付けや手洗いを手伝う。そんなコミュニティーづくりが予防につながる」とも話している。

 

=2016/05/24付 西日本新聞夕刊=


震災経験から生まれたトイレのガイドライン

加藤篤(日本トイレ研究所)

2018/03/19 21:02

本文記事は↓

https://note.mu/unsugo/n/nf3d2a7c95127

 

避難所における トイレの確保・管理ガイドライン

平成28年4月 内閣府(防災担当)

 

本文記事は↓

http://www.bousai.go.jp/taisaku/hinanjo/pdf/1604hinanjo_toilet_guideline.pdf

 

正直言っていいですか?!

トイレは場所に必要なのじゃなく、「人」に必要だということです。

つまり、ひとりひとりに必要なんですね。

だって、幼児と健常者の大人じゃ一人で出来る出来ないもあるだろうし、容量やサイズも関係するんです。

そこに寝たきり要介護者や、視聴覚障害者、身動きの取れない方々も加わるわけですから・・・。

 

一つの案は、先ずコンパクトなもので用が足せるように、その道具を障害者にも応用できるように仕組んでおき、それらの廃棄場所として仮設トイレなどのタンク式や浄化槽式に投入する方法があります。

 

その道具には袋式になったダンボールトイレが良いかと考えます。

ダンボールトイレの洋式スタイル(腰掛けタイプ)ならば、幼児には便座を小さく出来る加工を、要介護者で動ける方ならポータブルトイレと同じ感覚で使えませんかね?!

 

常日ごろから使い慣れているスタイルを変えることなく、使うときの抵抗を無くしながらとすれば、我慢することも避けられ、便秘の解消にもなりませんか?

 

そして、臭いが伴うわけで、この時に使うビニールの汚物袋に #エスコートエンジェル を塗っておいたり、差し替え袋にはあらかじめトイレットペーパーに #エスコートエンジェル を染み込ましておくといった手段も講じられるかと思います。

 

自宅避難者であっても、使うは家のトイレ。

これもビニール袋をかぶせて、汚物はその中に入るようにすれば、あとは脱臭の細工をして中だけを処理できるんじゃないでしょうか。

いずれにしても

汚物が入る袋には中の汚物が出やすいようにしておくことも必要になるでしょう。

 

そういった小細工に使って欲しい一品でもありますね。